"さっぽろ雪まつり"を中島公園で

さっぽろ雪まつり(札幌雪祭り)について、来年から真駒内会場が閉鎖され候補地が話題になっていますが、中島公園の可能性について検討してみました。
実現しなかった私のアイディア→市民ワークショッで主張したかったこと

2009年2月から「さとらんど会場」は廃止、「つどーむ会場」開催となりました。

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山崎長吉先生の夢、さとらんどで実現へ

(2005年9月22日)
「中島パフェ」は札幌が生んだ史家、山崎長吉先生の提案の実現をめざして、「中島公園で雪まつりを!」と主張してきましたが、注目の新会場は「さとらんど」に決まりました。

9月21日の「さっぽろ雪まつり市民フォーラム」に参加しました。 子供中心の雪まつりは、小中学生の雪まつりへの参加、という形で実現のもようです。又、人工スケートリンクについても今までのワークショップの中で検討されてきたので期待できそうです。

『中島公園百年』の著者、山崎長吉先生は『札幌歴史散歩』等でも知られる郷土史家です。又、優れた教育者でもあり、『札幌教育史』などにも健筆をふるっておられました。

先生はその著書の中で、さっぽろ雪まつりに、子供中心の雪まつり会場を設定する。人工スケートリンクをつくり、子供カーニバルを復活する。この2点を提案していました。

氷上カーニバルは凍結した中島公園菖蒲池上で1925年から行われ、札幌市民の間に次第に定着。黒澤明の映画『白痴』でも紹介され、宮様の見物するカーニバルにまで発展し、その後中島球場の人工リンクに移り1974年まで開催されました。

何年後かに、新しい氷上カーニバルが昔のように、映画の1シーンに使われたり、有名人が参加する盛大なカーニバルに発展すること。子供中心の雪まつり会場ができること。 などを夢見ています。 「さとらんど」は広いので大勢押しかけても大丈夫でしょう。

雪まつり 市民フォーラムに参加して

2007年開催の「さっぽろ雪まつり」について、市民委員がまとめた提案を発表するフォーラムが21日夜、札幌エルプラザ内の男女共同参画センターホールで開かれました。

約100人が参加し、市民も観光客も参加して楽しむとの視点で、多くのアイディアが出されました。
提案内容は、公募で選ばれた委員30人の「市民ワークショップ」が5月から7月まで5回の会合で練り上げました。

委員からは「高校生が参加する 『雪像甲子園』はどうか」「お金がないが、知恵やパワーがある若者が参加できる仕組みづくりを」などの意見が出されました。

一般参加者から「交通不便のさとらんどではなく、円山や中島公園で開催したらどうか」との意見もありました。 (参考:北海道新聞2005年9月22日)

「中島パフェ」よりさとらんどへエール(道新読者の声で)

来年からの新会場と決まったさとらんどでは、その土地にふさわしい雪まつりを開催して欲しいと思います。

大通会場も見直し、更に魅力を高める必要があります。

真駒内会場の廃止は雪まつりのありようを見直すチャンスです。

さとらんどを真駒内の引越し先と考えないで欲しい。このような想いで北海道新聞「読者の声」に投稿しました。

真駒内会場廃止は雪まつりのありようを考え直すチャンス

肝心なのは場所よりもまつりのありようです。真駒内会場が廃止されたのは雪まつりのありようを変える千載一遇のチャンスと思います。

大通は伝統の雪まつり、さとらんどは未来の雪まつり

さとらんどを真駒内の引越し先という考えは止めて欲しいのです。大通会場では伝統の雪まつり、さとらんどは未来の雪まつりというコンセプトはいかがでしょうか。

大通会場に従来のノウハウを集約、観光スポットとして発展

真駒内で人気だった大型滑り台を大通会場に設けるなど、従来の雪まつりの良い部分を大通会場に凝縮し、観光スポットとしての会場をつくります。

さとらんどは未来をイメージした、市民中心の育てる雪まつり

一方、さとらんどは未来をイメージした、市民中心の育てる雪まつり。すなわちモエレ沼公園全体をイサム・ノグチの作品にしたように、さとらんどの雪原を真っ白なカンバスに見立てて、従来の方法にこだわらない新しい雪まつりを誕生させて欲しいと願っています。

ポスト真駒内 雪まつり新会場は「さとらんど」に決定

予想が外れたのは残念ですが、新会場決定を心から歓迎します

さっぽろ雪まつりの新会場がさとらんどに決まったと聞き意外な感じがしましたが、議論のうえ決めたことですから、さとらんどに優位性があったのではないかと思います。

こちらで分かっているのは中島公園のことだけ。実を言えば冬のさとらんどには行ったこともありません。
当初から、札幌市が多くの意見を聞いて札幌市民のためになる結論を出してくれることを望んでいました。

「中島会場案」は多くの意見の一つであることを繰り返し述べてきました。

中島公園で開催するメリットについては、札幌市長、札幌市担当課にメールを送り説明。「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」にも参加し、意見発表。マスコミ各社にもメールを送り説明しました。いずれも意見・情報を求めている団体ですから、それなりの検討はされていると思います。今回の決定は「中島パフェ」の意見を踏まえた上での結論と理解しています。さとらんどでの雪まつりの成功を心から願っています。

半月以上にわたり、さっぽろ雪まつりについて考えてきました。その内容については参加した「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」での検討経緯と合わせて「さっぽろ雪まつりを中島公園で!」に掲載しました。「中島会場」は消えたものの、中島公園の冬季利用についての考え方は変わらないので、ページの掲載は続けたいと考えています。

中島公園に決定という報道もありましたが、最終的に「さとらんど」になりました
さっぽろ雪まつり実行委員会は31日、今年2月の雪まつりを最後に廃止された真駒内会場に代わる新会場を、「サッポロさとらんど」とする、と発表しました。

中島公園については物理的に狭い、駐車場が確保できない、公園の下に地下鉄が走るため、大規模な雪の滑り台などを設置できない--といった理由で開催を断念しました。

滑り台は築山の傾斜を利用すれば、簡単にできるし、駐車場は札幌まつりのときのように、護国神社や公園内の空き地をを利用すれば、充分と思いますが、実行委員会の見解は違うようでした。

さとらんどは当初、市中心部からの交通アクセスが不便だとして、外れていましたが、規模が大きく、市民に雪を楽しんでもらえる点などから最終的に新会場に選ばれました。
(参考:北海道新聞2005年9月1日)

「中島パフェ」が大胆予測、来年の新会場

7月16日の新聞報道で中島公園に決まったと思ったら、28日の報道ではサッポロさとらんど、地域の公園、中島公園などが挙げられています。

8月中には決まるとは聞いていますが、あえて予測してみたいとおもいます。
いろいろな状況を考慮すると、来年の雪つり新会場は中島公園又は新会場は設けず、大通会場の充実と予測します。

そして本格的取り組みは再来年から。今年はとりあえずの決定になると思います。

雪まつり市民ワークショップ、新会場について三つを提案

7月16日、報道にあった「中島公園決定」は誤報、最終的には8月中に決定する予定だそうです。

住民の視点で雪まつりのあり方を考える「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」最終会合が27日夜、市役所庁舎で開かれ、今年を最後に廃止となった真駒内会場に代わる新会場のあり方について、市民参加型で雪像作りそのものを楽しむ会場にすることで一致しました。

そのうえで新会場のイメージとして「郊外に敷地の広い会場を設置する拠点会場型」「市内に特色の異なる会場を点在させる分散会場型」「都心集中型」の三つを提案。各具体例に、サッポロさとらんど、地域の公園、中島公園などを挙げられました。(参考:北海道新聞7月28日)


さっぽろ雪まつり新会場、中島公園に決定!

来年は真駒内会場廃止、新会場は中島公園

2005年7月16日の北海道新聞(朝刊1面)によると、さっぽろ雪まつり新会場は中島公園に決ま雪の豊平館りました。
さっぽろ雪まつり実行委員会は15日までに、今年2月の雪まつりを最後に廃止された、真駒内会場に代わる新会場を中島公園とすることを決めました。

事業計画検討へ

同実行委員会は今後、市民らの意見を参考に、雪像の規模や作り手など具体的な事業計画の検討に入ります。(北海道新聞抜粋)

膨らむ期待

「中島パフェ」は2005年2月より雪まつり真駒内会場の代替として中島公園を推薦してきました。
その後「雪まつり市民ワークショップ」で市民委員として考える中で、しだいに構想が膨らんできました。

新しい札幌、歴史ある札幌、札幌の自然、札幌の景観

新しい札幌(札幌駅前周辺)、歴史ある札幌(狸小路・ススキノ周辺)、札幌の自然(中島公園)、札幌の景観(幌平橋広場)、この南北の縦軸を中心に、横軸として東西に伸びる大通会場を加える構想です。訪問者に分かりやすく、あるものを有効に使い、費用を抑えながらも、魅力ある札幌を紹介します。これが「中島パフェ」の考えです。 

第4回雪まつり市民ワークショップ報告 2005年7月12日

7月27日に全体のまとめ

7月13日北海道新聞朝刊でも報道されましたが、最終回のはずの市民ワークショップは予定を延長して27日に最終検討することになりました。今までのまとめが市から提示されて検討し、一定の結論が出されることになると思います。結論については市の発表を待つことにして、4回参加したワークショップについての感想を述べさせてもらいます。

ゆきまつり市民ワークショップのやり方

4回のワークショップは30名の市民委員が6名ずつ5班に分かれて、テーマについて1時間程度検討し、各班の代表者が、そのまとめを発表し、最後に市の担当者が全体の意見をまとめる方式で行われました。文書によるまとめは市が担当し、次回までにまとめて、市民委員に郵送されました。

真駒内会場廃止を改革のチャンスとして前向きに捉える

この方式は各市民委員の意見を満遍なく吸い上げる効果を果たしていると思いますが、一つの意見にまとめるとなると時間的な制約もあって難しそうに感じました。各委員からいろいろな意見が出されましたが、印象に残っていることは真駒内会場が廃止されることについて、改革のチャンスとして前向きに捉える声が大きかったことです。

新会場になれば制約がなくなり、自由にいろいろ出来る

真駒内会場は自衛隊基地の中にある関係で制約が多かったが、新会場になれば自由にいろいろ出来て、大雪像にこだわらない手作りの市民参加型の遊びや食を含めた楽しい「冬のお祭り」ができるのではないかと言う意見などです。沢山のアイディア、意見が出されましたが、具体的には市の発表を待ちたいと思います。

札幌駅前から幌平橋までの南北を軸とした冬祭り構想

札幌駅前から幌平橋までの南北を軸とした「雪まつり+冬祭り」の構想は一つの意見として聞いてもらえたと思っています。分かりやすい会場、■新しい札幌(札幌駅前周辺)、■歴史ある札幌(狸小路・ススキノ周辺)、■札幌の自然(中島公園)、■札幌の景観(幌平橋広場)、この南北に軸はロードヒーティングの利いた「すべらない札幌」でもあります。これに横軸として、東西に伸びる大通会場を加えれば、外来者にも分かりやすく、札幌のすべてを紹介できると言う全体構想です。

雪まつりのときこそ中島公園内のロードヒーティングを使おう

あまり知られていないので、強調したいことが二つあります。一つは中島公園内のロードヒーティングです。今年の冬は雪の下に埋まっていました。贅沢すぎて使えないのです。お祭りのときこそ贅沢が許されるのではないでしょうか。

幌平橋広場

もう一つは幌平橋です。この橋はただの橋ではないのです。橋の上は大きな広場です。幌平橋広場と呼んでください。展望用の太鼓橋もあります。ここから見る藻岩山、豊平川、札幌市街は絶景です。この太鼓橋も冬は閉鎖ですが、お祭りのときこそ生かすべきではないでしょうか。財政難と聞いています。新しいものを造るよりもあるものを有効に利用することが大切と思います。

2005年6月27日第3回さっぽろ雪まつり市民ワークショップ(全体のまとめ)

新会場のあり方について

■大きく3つのイメージに分けられました。
真駒内会場と同じように一つの拠点に集中するイメージ
 ・郊外、広さ、遊びの空間
 ?場所の性能から考えると(広さ・使いやすさなど)
  →さとらんど、百合が原・・など
大通と連携し、都心の中に会場を集中するイメージ
 ・都心の中で連続的にまつりを楽しむ。
 ・都心を楽しむ魅力を付加する。
 ?都心での展開を考えると(狭さや駐車場の課題はあるが、まちに人が訪れるなら)
  →中島公園、ススキノ、札幌駅前広場・・など
新機軸、会場を分散させるイメージ
 ・特色ある会場を札幌のいろいろな地域に点在させる。
 ?会場を分散させると考えると→どのくらいのエリアに広げるか?

第3回雪まつり市民ワークショップ報告 2005年6月27日

雪まつり「新会場候補地」及び「新しい魅力アップと会場のあり方」

さっぽろ雪まつり新会場、主な候補地

札幌市から「第2会場候補地」について説明がありました。主な候補地は次のとおりです。
札幌ドーム、モエレ沼公園、中島公園、さとらんど、羊が丘展望台、百合が原公園、円山球場・
競技場・公園、北海道大学、滝野すずらん公園、札幌大学

まず、どんな会場にするか検討しました

20人弱の市民委員が3班に分かれて「第2会場候補地」について検討しました。私達の班では、特に具体的な会場名を出さないで、「どんな会場にするか」を検討することにしました。そこで、次のような提案をしました。

札幌駅から幌平橋の縦軸中心の冬祭りを提案しました

1.今の「さっぽろ雪まつり」を「雪まつりを含む、札幌の冬の祭り」とする。
2.会場は札幌駅前から幌平橋までの縦軸を主軸とし、横軸として大通公園その他を配置する。
3.新しい街札幌駅前、歴史ある街ススキノ、中島公園の自然、幌平橋の景観と位置付ける。
4.駅前通・中島公園園路のロードヒーティング、地下鉄、地下街等、既存設備の有効利用。
5.大通の雪像、ススキノの氷像。遊び・食べ・休む中島公園、景観を楽しむ幌平橋上広場。

上の意見は沢山の意見の中の一つとして扱われます

上の提案は全体の中の一部です。この他に沢山の意見がありましたが、「中島パフェ」では中島公園に関係する部分のみを書いています。全体の意見集約については札幌市がまとめたものを載せる予定です。

中心部集中,市内分散,大会場新方式の3案併記

議論について、おおまかな印象としては「大きな会場で新しい発想で真駒内を越えた雪まつり」「札幌中心地、南北の縦軸を中心とした雪祭りを含む冬の祭り」「会場を分散した、市民に身近な祭り、複数の会場を設けて周遊する」など、三つの案に分かれているように思えました。絞込みのための更なる検討が必要と感じました。

真駒内に代わる会場のあり方 雪まつりワークショップ 

真駒内会場に代わる新会場をどう考えるか

住民の視点から冬の祭典の新たな楽しみ方を考える「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」が27日、北区のエルプラザで開かれました。3回目となる今回は、今年を最後に廃止となった真駒内会場に代わる新会場をどう考えるか。「雪まつり公園という名の公園があってもいい」「雪像をつくるところからお祭りにしたい」などのアイデアが出されました。

中島公園は交通の便と会場同士の相乗効果に期待

まず問題となったのは行きやすさ。「雪像のつくり手を集める上でも、交通の便は大切」との意見が相次ぎました。
候補地として具体名が挙がったのは、モエレ沼公園や中島公園。
中島公園は大通、ススキノの既存両会場に近く、会場同士の相乗効果が期待されていました。
(参考:北海道新聞2005年6月28日)

雪まつり新会場候補地としての中島公園の課題 6月25日

騒音対策と駐車場の確保が課題

第3回さっぽろ雪まつり市民ワークショップのテーマは「新会場について」です。候補地として推薦された場所は20ヶ所あります。もちろん、中島公園もl候補地の一つです。

しかし、騒音対策と駐車場の確保が課題となっています。それぞれの候補地がそれぞれの課題を抱えています。いずれも今の段階では漠然とした課題です。ここでは中島公園の場合を考えてみました。

1.騒音対策

豊平川花火大会に比べれば問題とは言えない

中島公園では毎年「札幌まつり」が開催されます。自由広場には見世物小屋なども十数軒立ち、呼び込みや、迷子放送などのスピーカーからの音声、雑踏の騒音等交差してかなりの騒音です。それに豊平川の花火大会、これは更に激しい騒音です。

冬は窓を締め切っているのですが・・・

夏はクーラーの無い家は窓も開放です。それでも大部分の住民は祭りや花火を楽しんでいるようにみえます。窓を締め切った、冬の祭りの騒音がそんなに問題なのでしょうか。

屋内騒音問題に限れば窓が開放される夏の問題

確かに一部の住民にとっては耐えがたいものであることは分かります。なにぶん住宅密集地ですから。しかし、順番を付ければ1番花火、2番札幌まつりで、3番北海道マラソン、4番メーデーなどです。雪まつりは5番以下です。騒音問題に限れば一般的には窓が開放されている夏の行事の方が問題と思います。

2.駐車場の確保

駐車場は無いけれど駐車スペースはあります

中島公園にはお客様用駐車場がありませんが、札幌まつり、園芸市、北海道マラソン等の大きなイベントをこなしてきました。駐車場は無いけれど駐車する場所は、一時的には確保出来るからです。

護国神社、体育センター、中島公園駅前広場など

イベントのときによく使われている場所は雪まつりのときも除雪すれば利用できと思います。例えば、行啓通南側の中島公園と隣接する護国神社、体育センター駐車場及び、その南側の幅の広い園路、キタラ関係駐車場、中島公園駅前の遊戯広場等です。自由広場、豊平館前及びキタラ前の広場は雪まつり、そのものに使った方が良いと思います。

3.その他

札幌の魅力を紹介する機会、観光客・市民が楽しむ祭り

雪まつりに経済効果を期待したり、費用をかけたりしないで、観光客や札幌市民が楽しむ祭り、観光に札幌を訪れてくれるお客様に札幌市の良いところを紹介し、楽しんでもらう機会と考えた方が良いと思います。

現在ある施設を雪まつりの為に有効に利用

従って、雪まつりは現在ある施設を有効に利用し、財政負担をなるべく少なくした方が良いと思います。駐車場なども確保できないのなら、規模を縮小すれば良いと思います。その中で、雪まつりに集う皆様に不自由をかけないで楽しんでもらう方法を考えたら良いと思います。参加者に合わせて会場を小さくすれば祭りに必要な賑わいも演出できるのではないでしょうか。

2005年6月2日第2回さっぽろ雪まつり市民ワークショップ(全体のまとめ)

大通会場の魅力アップのための提案

■「雪像」の魅力
  大雪像の魅力づくり、楽しめる雪像づくり、市民雪像のレベルアップ
■「雪」を楽しむ
  雪像コンテスト、遊びや交流の企画で魅力づくり、観光客が雪を楽しむ仕掛けづくり
■「まつり」を楽しむ
  「食」で雪祭りを盛り上げる、市民が「まつり」を楽しむ仕掛け、南北の道路を会場に
■プロモーション
  雪像を活用したプロモーション、まち全体で盛り上げよう、個性的なグッズを作ろう
■おもてなし
  見やすく歩きやすい工夫、わかりやすい案内と親切な情報提供、休憩所の充実

第2回雪まつり市民ワークショップ報告 2005年6月2日

第2回さっぽろ雪まつり市民ワークショップ 雪まつり「大通会場」ガイダンス

第1回の意見から見えてきた「キーワード」

■「参加」できる雪まつり
  大人から子どもまで、札幌市民がワクワクするようなまつりへ
■「体験・交流」できる雪まつり
  見るだけでなく、訪れた人が「雪」「冬」を楽しむまつりへ
■「新しい札幌」を知る雪まつり
  アート、食、など+αの要素で、札幌(北海道)の魅力を伝えるまつりへ
■「おもてなし」のある雪まつり
  設備やサービス、会場や道路の使い方などを工夫し、人にやさしいまつりへ

市民委員30人が大通会場魅力アップのアイディアを出し合う

以上を頭におきながら、市民委員30人でアイディアを出し、「大通会場」について具体的な検討をしました。次のような提案がありました。

委員全員から提案された沢山の意見を集約

1.全国から高校生が集まって雪像制作を競う「雪像甲子園」
2.アイスキャンドルによるライトアップ
3.周辺の道路を通行止めにして、道内の冬の味覚を楽しむ屋台街づくり
4.周辺のビルやホテルと協力して上から雪像を眺める場所(撮影スポット)を設ける
5.優秀な作品に賞を贈る市民雪像コンテストで制作レベルを上げる
6.スケートリンク、氷の酒場「アイスバー」、かまくら、雪の迷路等
7.歩き易い道、トイレマップ等、人に優しい工夫

以上の他、「中島パフェ」は次のことを提案したいと考えています。

「さっぽろ雪まつり」を雪まつりを含む札幌の冬のまつりへ

雪まつりと同時に、札幌の冬を楽しんでもらうまつり、観光都市札幌を紹介するまつりにしたいと考えています。
雪まつり会場を札幌駅前から大通、すすきの、中島公園、幌平橋と南北の縦軸を中心にし、横軸として大通会場を配置します。
極めて分りやすい会場となると同時に、北から南に移動するだけで札幌に関して、一通りの体験が出来ます。
新しい街としての札幌駅前、古い街としてのすすきの、札幌の自然を感じる中島公園、幌平橋上の広場から望む藻岩山、そして札幌市街地を2分して流れる豊平川は絶景です。

新しい魅力アップと会場のあり方(主として大通会場)

                                              2005年5月28日

問題山積み、岐路に立つ「さっぽろ雪まつり」

1950年に始った「さっぽろ雪まつり」は岐路に立っています。市民意識の変化、集客力の伸び悩み、マンネリ化、コスト負担の増大に加え、自衛隊の協力縮小等、問題山積みです。

市民の視点で雪まつりのあり方、魅力アップの方法等を検討

「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」は現状を認識しながら、市民の視点で雪祭りのあり方、魅力アップの方法等を検討しています。6月2日は大通会場の新しい魅力向上と、あり方について検討します。

「中島パフェ」の考える雪まつり全体像

「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」委員であると同時に、中島公園のウェブサイト「中島パフェ」を運営する者として雪祭りの全体像を次のように考えています。

大雪像の大通、氷像のすすきの、遊びの中島

都市と大雪像の大通会場、歴史と氷像のすすきの会場、遊びと景観の中島会場とします。大通会場に駅前を含め新しい札幌を紹介し、ススキノから中島公園にかけて由緒ある街、歴史ある札幌を紹介し、中島公園では池、川、藻岩山を背景に雪と氷の遊び場を作り、人々の触れ合いの場とします。

駅前通(札幌駅〜中島公園)を雪まつりの主軸とする構想

中心になるのは札幌駅前から中島公園を通り抜けて幌平橋駅に至る、南北の縦の線です。この区間はススキノ南部より中島公園北口までの部分を除き、全てロードヒーティングです。中島公園の中もロードヒーティングです。費用対効果を考えれば既設の施設を有効に利用するのが一番良いと考えます。

新しい札幌(駅前)古い札幌(すすきの)札幌の自然の紹介

駅前周辺で都市として繁栄する札幌の近未来像を紹介し、ススキノ周辺では札幌の歴史を感じてもらい、中島公園では凍結した菖蒲池、雪の中を流れる鴨々川と野性の鴨、背景となる藻岩山から札幌の自然を感じて欲しいと思います。

費用対効果の良い会場、極めて分り易い会場

ほぼ出来上がっているこの縦の線を有効に使うのが雪祭り成功の鍵になると思っています。札幌駅から中島公園までの駅前通、更に地下鉄幌平橋駅までの園路、出来れば豊平川に架かる幌平橋広場までを南北の軸にして、それに大通会場を横軸として絡め、雪祭りを開催すれば、札幌市にとっては費用対効果の良い会場、遠来のお客様にとっては極めて分り易い会場となり一石二鳥と考えます。

大通会場についての個別のアイデアとしては、

スケートリンク、かまくら、周辺ビル等に撮影スポットなどの設置・設営。
暖かい飲みものなどの無料サービス、滑りにくい道など、いっそうの改良。
いろいろな食べ物が、ちょこちょこと楽しめる店(味見程度でもOK)
小雪像は四角の画一でなく、自由な形で作らせる。
親子で楽しめるもの、例えば雪合戦、雪の迷路、氷の楽器など。

全市的な「草の根ネット宣伝」運動を

大通会場では沢山のイベントがありますが、以外に知られていません。従来の宣伝法の他に、「草の根ネット宣伝」を全市的に行なえば一定の効果が期待できると思います。
例えば、全てのホームページ・ブログ等に「雪まつり公式ページ」のリンクを貼る。同じジャンルのイベントをホームページ・ブログ等で宣伝する。

雪まつりに感心の薄い人々も協力者になってもらう

このような運動を広めれば、広範囲な市民、特に雪祭りに関心が薄い層も、雪祭り協力者として取り込む可能性が出てきます。雪像を作る体力のない人・時間のない人達にも協力してもらう工夫が必要と思います。

さっぽろ雪まつり、真駒内の代わり 

円山、中島公園、さとらんど  

今年2月を最後に真駒内会場が廃止された「さっぽろ雪まつり」の新会場として、27日までに、円山競技場・野球場、中島公園、サッポロさとらんどの三カ所が浮上しました。

同まつり実行委は今後、藤田恒郎会長ら十人で構成する正副会長会議で市民らの意見を参考にしながら検討し、7月にも方向性を出す予定です。新会場は、雪像を見物するだけでなく「雪と戯れ、冬を楽しむ場」とする方針。円山、中島公園は地下鉄駅から徒歩圏内で、農業体験交流施設の「さとらんど」は敷地が広い強みがあります。

市議会で上田文雄市長が代替会場に挙げたうち、札幌ドームは屋外の平地が限られ、モエレ沼公園は周辺道路が2車線で渋滞が予想されることから、有力候補から外れました。
(参考:北海道新聞2005年5月28日)

「さっぽろ雪まつり市民ワークショップ」に参加して 5月17日

市民ワークショップのスタートにあたって

市民ワークショップの目的は雪まつりのあり方を市民の視点で提案して、その成果を各方面に広く発信することにあります。
市民ワークショップにおいて中島公園で雪まつりを開催するメリットについて、きちんと説明して、理解して頂いて、その上でポスト真駒内会場が中島公園とは別の場所に決まることを期待しています。

札幌市民の為になる結論が出ることを期待

一見矛盾しているようですが、理解した上で決定される新会場はは、中島公園に比べ、より良い場所になる可能性が高いのです。可視距離内の提案で問題を提起したつもりです。
「中島パフェ」は札幌市民の為に役に立つサイトを目指しています。市民ワークショップが180万札幌市民の為になる結論をだしてくれることを期待しています。

本日のテーマ「雪まつりの現状と課題を確認する」

市民ワークショップのテーマは、雪まつりをもっと魅力的にするための方法、これからの雪まつりの担い手と仕組みづくりを市民の視点で検討することです。
本日(第1回)のテーマは「雪まつりの現状と課題を確認する」ことでした。30名の委員が6名ずつ5グループに分かれて各グループ共同作業で提案を作って代表者が発表しました。内容については札幌市ウェブサイトでの公表を待って紹介します。

1990〜93年の中島会場では問題もあった

発表の中で「中島パフェ」にとって大変参考になる経験談を聞くことができました。それは1990年〜93年の間の「さっぽろ雪まつり、雪像を中島会場に拡張」のときの苦労話です。
寒い、暗い、お腹が減る、つらい話です。最後は雪像も完成できなかったそうです。公園の中では火をつかえない、寒いだけでなくアイスキャンドルなども行えない、そのたいろいろな問題があることが分かりました。

改善された部分もあるが、課題は残っている

幸い1997年以降はキタラへの園路に外灯が設備されましたが、札幌まつりのときのように電灯の仮設が必要です。
寒い、腹が減るについては中島公園内には施設が沢山あるのですから、スタンバイルームを借りる必要があると思いました。
火が使えないことについては、花見の円山公園みたいに火を使っている公園もあるわけですから、何らかの方法でクリアする必要があると思いました。

99%の汗は必要だが、1%のひらめきは重要

いずれの場合も難しい問題で、市当局の本腰を入れたバックアップ抜きには実現困難と思いました。この場合もアイデア、ひらめきは1%で、99%の汗が必要と思いました。しかし、1%のひらめきは重要です。これがないと何も始りません。

雪まつり真駒内会場の代替として中島公園を 2005年2月

札幌雪祭り真駒内会場の代替会場として中島公園を推薦します。理由は以下のとおりです。

他に類を見ないロードヒーティング

中島公園には他に類を見ない施設としてロードヒーティング園路があります。今年は経費の都合か、停止中ですが、2年前までは稼動していました。これが雪まつり会場として中島公園を推薦する最大の理由です。

広場、池、築山、小川など変化に富んだ地形の利用

陸揚げされたボート中島公園では広場、池、築山、小川など変化に富んだ地形を利用できます。真駒内では滑り台が人気でしたが、中島公園には手ごろな築山が4ヶ所ほどあります。これを利用すると沢山の滑り台が出来ます。

凍結した池や歩くスキーコース、林、雪原もアイデア次第でいろいろ使えます。観光客の皆様に喜んで頂ける雪祭りを演出できると思います。

交通が便利、直結地下鉄2駅、すすきの会場から徒歩3分

交通が便利です。地下鉄2駅、市電、バス停など万全です。すすきの会場から徒歩でこれることも重要です。混雑する雪まつりでは欠かせない条件と思います。

アイデア次第でいろいろ使える多彩な園内施設

キタラ(札幌コンサートホール)、体育センタ、豊平館、文学館、児童会館、こぐま座などの施設もアイデア次第でいろいろ使えます。

中島公園内及び周辺の充実した飲食施設・生活設備

トイレが沢山あります。上記施設と公衆トイレ合計20ヶ所以上もあります。
周辺はホテル、飲食店が沢山あるので、食事、休憩に便利です。園内にもレストラン、喫茶、食堂、売店などがあります。

真駒内の引越し先と言う発想からはなにも生まれない

報道によると「雪まつりに必要な平地が少ない」とありますが、それは真駒内会場をそのまま移転する考えから来ていると思います。

発想を転換すべきです。観光客の皆様は何を喜ぶか、人をどう呼ぶか、少ない費用で最大の効果を得るにはどうしたらよいか、を中心に考えるべきです。真駒内の引越しと言う発想からはなにも生まれないと思います。

雪まつりを新しい場所で行うにはその場所の長所を生かすのが原則で、その中に真駒内の経験を生かせる部分があれば、積極的に生かすべきと思います。

多くの意見を検討して、札幌市民の為になる結論を

「中島パフェ」は中島公園しか詳しく知らないので、一つの例として中島公園を雪まつり会場候補地として取り上げていますが、、他にもいろいろ良い候補地があると思います。多くの意見を検討して、札幌市民の為になる結論を出して欲しいと思います。


市民ワークショッで主張したかったこと

1.中島会場の目玉はロードヒーティング園路

唯一、ロードヒーティング園路が整備されている中島公園

日本の公園でロードヒーティング園路が縦横に整備されているのは中島公園だけだと思います。経費節減の為、今年は稼動していません。従って、この設備の存在があまり知られていません。そのことが原因で、この素晴しい施設が、議論にもならないのではないかと思っています。
しかし、冬の観光客の皆様に、今札幌で一番アッピールできるものは何かと言えば、このロードヒーティングをあげたいと思います。

公園の景観の中のロードヒーティングに格別な想い

ロードヒーティングなら駅前通でも、琴似でもあるではないかと思うかもしれませんが、公園の景観の中で歩くと全然違います。街中とは全く別の印象です。これは経験したものでないと分らないと思います。

この感動を観光客の皆様や札幌市民と共有したい

4年前始めて中島公園のロードヒーティング園路を歩いたときは、とても感動しました。40年間札幌に住んでいますが、道路を歩くのがこんなに楽しく感じたのは初めてです。この感動を遠来の観光客の皆様や札幌市民の皆様と共有したいと思っています。

ロードヒーティング園路を観光の目玉として使って欲しい

4年前はほぼ全開していたロードヒーティングも、その後、徐々に縮小され、今年は全面的に使用中止になっていますが、経費のことを考えると、これで良いと思います。それでは永遠に雪の下で眠っていてよいかと言うと、それは違うと思います。観光の目玉として使って欲しいと思います。

冬のメインイベントにロードヒーティングを活用して欲しい

この豪華な設備はお客様用と割り切った方が良いと思います。雪まつりは札幌市が全力で取り組む冬のメインイベントと思います。あるもの全てをもって、取り組まなければいけないと思います。雪まつりのたびに「滑る、転ぶ」が話題になりますが、ロードヒーティング道路が一挙にこの問題を解決します。

要所要所に安心して歩ける道を確保することが肝心

「全ての道がロードヒーティングではないでしょう。」との疑問には次のように答えます。「貴方は冬のツルツル道路を歩いたことがあるのですか?長い時間緊張状態が続くから辛いのです。安心して歩ける場所に、いつでも好きなときに戻れることが重要なのです。」

祭りには非日常的な、少し贅沢な楽しい雰囲気が必要

まつりは非日常的な、少し贅沢な、楽しい気分が必要と思いますが、一面の銀世界を足元確かな道路を歩くことは、かなりゴージャスな気分にしてくれます。これは私が4年前に経験して、初めて感じたことです。西洋の豪邸のの庭を歩いているようなリッチな気分でした。

2.中島公園の景観・地形を利用した雪まつりを

景観と変化に富んだ地形を生かした雪祭りを

中島公園は中央広場、球場跡広場、自由広場その他、沢山の緑地スペースがあります。

しかし、平地の広さの面では真駒内会場ほど広くはありません。

その代り、滑り台になりそうな築山が4以上あります。凍結した池、流れている川もあります。

それら変化に富んだ地形が都心にあるにもかかわらず、中島公園に北海道らしい冬の景観をもたらしています。


都心にありながら自然の景観を楽しめる絶好の場所

前述した、縦横に設けられたロードヒーティング道路と組み合わせることにより、自然の景観と利便性が同居した、どこにもない素晴しい体験ゾーンとなっています。内外のお客様に都市の利便性を享受しながら、自然の景観を楽しめる絶好の場所と紹介しても良いでしょう。凍結した菖蒲池の彼方に望む藻岩山は絶景です。

真駒内会場の遊びの要素を引き継ぎ、更に追加できる

真駒内会場の遊び場の要素についても、地形を有効利用することにより、より良い形で引継きつげると考えます。
1.4つの築山の斜面を利用して、いろいろなタイプの滑り台が多数作れます。
2.現在ある「歩くスキーコース」を利用して、歩くスキーはもちろん、ソリ、かんじき歩行、馬橇、
  その他、いろいろ工夫して冬の遊びが楽しめる空間が出来ます。
3.安全性等クリアすべき問題はありますが、凍結した菖蒲池を利用した、昔の氷上カーニバル
  を復活出来ないでしょうか?カーリングもどきも楽しいのではないかと思います。
4.安全問題がクリアできない場合は、凍結した池を利用したショウを考えたら良いと思います。
  あるいは、氷を割って小型ガリンコ号の運行はどうでしょうか。
5.平地が少ないと言うことは、地形が変化に富んでいることですから、マイナス要因と考えない
  で地形そのものを積極的に利用すべきと思います。

中島公園から長所・利点を引き出し素晴しい雪祭りを

真駒内会場の引越しと言う考えは止めた方が良いと思います。場所が変われば、その場所から長所、利点を引き出す必要があります。要はお客さんに喜んでもらえるか、満足して帰り、リピーターになってもらえるかに尽きると思います。

3.交通等アクセスと受益者負担

中島公園へのアクセスは万全、すすきの会場より300m

中島公園へのアクセスは地下鉄駅(直結、南北2駅)、市電(西側)、バス停(北側、東側、南側)と、これ以上の場所はないくらい万全です。しかし、一番のアクセスは徒歩です。すすきの会場より僅か300mの距離、徒歩4分です。

南北に札幌駅・中島公園それにクロスする大通会場

遠来のお客様の為には分りやすい、雪まつり会場であることが必要ですが、中島公園は札幌駅より駅前通を真っ直ぐ行って突き当たりにあります。又、中島公園より真っ直ぐ北に行けば札幌駅に突き当たります。そして、メイン会場の大通は東西にクロスしています。この十文字の中で雪まつりをやれば、地理不案内の観光客の皆様ために一番分り易く親切です。雪まつりはお客様中心に考えるのが基本です。

受益者負担の原則で地域の不公平感を減少させる

それでは駅前通と大通の界隈のみが恩恵を受けるだけではないか、との疑問も分ります。そこで必要なのが、受益者負担の原則です。雪まつりによってより大きく利益を受けるものが、より大きく負担する原則です。協賛金、税金、ボランティア活動、現物提供等、考えればいろいろあります。

「すすきの氷の祭典」に個人スポンサーとして協力しました

私事で恐縮ですが、今年の雪まつりで「すすきの氷の祭典」の個人スポンサーとして中氷像「白いターゲット」の展示に協力しました。すすきのの南の中島公園近隣に居住し、毎年氷の祭典、夏祭りなどを楽しませて頂いているお礼のつもりです。
一人一人の雪まつりに協力したいと言う気持ちをいろいろな形で引き出すことが大切です。だれもが雪像を作る体力があるわけではないのです。

観光のお客様と交わり、心よりもてなすことが重要

先日の道新にも書いてありましたが、これからは観光でなく観交です。協賛金も必要ですが、それ以上必要なのは、札幌市民、特に地元の人たちのボランティア活動だと思います。活動を通じて観光客の皆様と交わり、心よりもてなすことが重要と思います。雪まつり会場についても観光客の皆様の気持ちになって考え、その結果リピーターを増やせるような方策を考えるべきと思います。その結果、雪まつりが札幌市の発展に貢献すれば札幌市民全体へ還元できると考えています。

4・中島公園内施設の有効利用

地形の利用に加え園内施設を利用した雪まつりを考える

これまでに縦横に設けられたロードヒーティング園路を中心に、築山、池などの地形を利用した、雪祭りをアクセスの良い中島公園で開催するメリットについて説明しました。それらに加え、キタラ、体育館等の中島公園内施設を利用した雪まつりを考えてみたいと思います。

中島公園内の各施設で雪まつりに因んだイベントを開催

園内にはキタラ、体育センター、文学館、豊平館、児童会館、こぐま座等の施設があります。これらの施設はそれぞれ独立して運営されていますが、雪まつり期間は、それぞれの特徴を生かして雪まつりに因んだイベントを開催したら一味違ったユニークな雪祭りになるのではないかとと思います。

厳冬期の雪まつりだからこそ、暖まる場所が必要です

豊平館雪景色言うまでもなく外は寒いので、楽しく暖が取れる場所が豊富にあることは雪祭りを一層楽しくします。又、休憩の場所や、救護所なども必要です。

キタラなどは大ホール、小ホール以外にも利用できるスペースが沢山あります。体育館などは救護所に適しています。

豊平館は重要文化財で観光客にもアッピールできると思います。
児童会館は日本で一番古い児童会館です。こぐま座、文学館もそれぞれユニークなものを持っています。(写真は豊平館)

大通の大雪像、ススキノの氷像、中島公園の遊びと参加

大通会場で大雪像を見て、すすきの会場で氷像を見て、中島公園で遊び、休み、食べ飲み、イベントに参加と言う、一連の回遊コースが出来ます。お帰りは地下鉄でも市電・バス何でもあります。一休みして歩いて帰るのも良いと思います。

5.中島公園は大型イベントの開催経験豊富

昔は博覧会、今は毎年、札幌まつりとマラソン大会

これまでに縦横に設けられたロードヒーティング園路を中心に、築山、池などの地形を利用した、雪まつりをアクセスの良い中島公園で開催する、メリットについて説明しました。
それらに加え、大型イベントの受け入れ態勢について考えて見たいと思います。
中島公園は毎年、札幌まつり、北海道マラソンなどの大型イベントを開催しています。これは広さ、アクセス、施設、経験などが条件を満たしているからだと思います。

中島公園はさっぽろ雪まつりの第4会場として利用されたこともあります。

多くの施設が中島公園外に移転し緑地スペースが大幅増

長い歴史を持つ中島公園は、いろいろ姿を変えてきましたが、キタラの建設を機会に、多くの施設が園外に移転して、その空き地のほとんどが、緑地スペースに変わり、自由に使用できるスペースが大幅に増えています。
子供の国(遊園地)、中島球場、プロレスで有名だったスポーツセンター、プール、冬のスポーツ博物館、百花園、音楽堂などが移転又は廃止され、替わりに建設されたのはキタラと文学館だけで、他は全て緑地スペースに生まれ変わりました。

大通会場、すすきの会場と一体となり余裕のあるスペース

21ヘクタールの公園は雪まつり第3会場として使用するには必要にして十分な広さと考えます。むしろ、大通会場、すすきの会場と一体として考えるなら、広すぎると言っても良いでしょう。雪まつりの内容も大通会場の大雪像中心、ススキノ会場の氷像中心に対して、中島公園会場の遊び・参加型中心とバランスのとれた内容になると考えます。3会場を一体と考えることで充分な余裕が生まれます。

トイレなど充分な施設と万全なアクセスが雪祭りを支えます

中島公園内には7ヶ所の公衆トイレに加え、6ヶ所以上の園内施設のそれぞれが複数のトイレをもっています。多数の人が集まるイベントでは重要なことと思います。
遊び中心のイベントとなると、どうしても必要なのが、雪まつりを支えるボランティアなどの人材です。その点でも周辺人口が多く、交通アクセスの良い中島公園は最適と考えます。

6.大切なの人々のふれあい、会場はその為の背景

人々のふれあいを助けるのがイベント会場の役割

これまでに縦横に設けられたロードヒーティング園路を中心に、築山、池などの地形を利用した、雪まつりをアクセスの良い、園内施設の有効利用可能な中島公園で開催する、メリットについて説明しました。大型イベントの受け入れ態勢についても考えてみました。それらに加え、周辺環境について考えて見たいと思います。雪祭りで大切なのは人々のふれあいで、周辺環境を含めた雪祭り会場は背景にすぎません。

周辺はホテル、飲食店多数、すすきの会場から300m

周辺はホテル、飲食店、コンビニ等多数の施設、店舗があります。沢山の人が集まる雪まつりを開催するには、会場内で観光客の皆様の全てのニーズに応えるのは不可能なので、このような周辺環境は重要と考えます。
すすきの会場から300mと言う徒歩圏にあると言うことも、観光客の皆様を中心に考えた場合、重要と考えます。

雪まつりに体験、参加型の遊びの要素が求められている

雪まつりは札幌市の開催するメインイベントです。もてるものの全てを動員して成功させなければなりません。それには観光客の皆様のニーズに応えることが何よりも肝心です。これまでの長い雪まつり経験から大雪像の他に、体験、参加型の遊びの要素を含めたものが求められていることは明らかです。

札幌市民のもてなしと人々の出会い、ふれあいが大切

大雪像、氷像等の展示物は大通会場とすすきの会場で十分と考えます。必要なのは、体験、作る、遊ぶ、ふれあう等です。人とのふれあいは特に重要です。札幌市民のもてなしは勿論ですが、観光客の皆様どおしのふれあいも、更に大切です。明治時代から札幌市民、憩いの場として親しまれた中島公園は人々のふれあいの場としては最適な場所と考えます。

中島公園内にある、施設、雪や氷を利用した、臨時施設は人々がふれあう場の背景の役目を果たします。主役はあくまでも人々です。それらを利用して、どのようなふれあいの場を作ることが出来るかが雪まつりの成功の鍵と考えます。

多くの意見を検討して、札幌市民の為になる結論を

「中島パフェ」は中島公園のことしか詳しく知らないので、一つの例として中島公園を雪まつり会場候補地として取り上げていますが、他にもいろいろ良い場所があると思います。多くの意見を検討して、札幌市民の為になる結論を出して欲しいと思います。

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