中島公園と花火についてネットで調べていたら「夜の中島公園は怖いから行かない方がいい」との意見があった。20世紀はともかく平成の再整備以後、中島公園の夜は大きく変わった。今は普通の場所で特に怖くはない。その辺りの誤解を解き、現状を伝える為にこのページを作った。

豊平川花火を中島公園で観ても怖くない

夜の中島公園は怖い言う人がいるが、それは昔の話。今はちっとも怖くない。特に豊平川花火大会の日は怖くない。最近の写真を見て頂きたい。


札幌コンサートホール・キタラ前広場 2014年7月25日撮影


昔「百花園」があった「香りの広場」の片隅。 2014年7月25日撮影

中島公園で花火を観ても怖くない理由はいくつかある。一つは1997年に札幌コンサートホール・キタラがオープンして以来、中島公園は大きく変わったこと。もう一つは2009年7月24日uhbテレビ番組「のりゆきのトークde北海道」で花火の穴場として中島公園が紹介されたこと。

つまり、キタラの建設に関連して照明が明るくなり、テレビ報道で中島公園から花火を観る人が増えたのだ。今まで怖かった場所も、明るくなって人出が増えれば怖くなくなるのである。
テレビ報道のきっかけページ → 豊平川花火大会は中島公園で見よう!

「札幌まつり」の夜


「札幌まつり」の夜は中島公園が一番賑わう夜。


雑踏と言ってもいいくらいだが、一番にぎわう場所は人でぎっしり埋まっていて写真を撮ることはできない。これでも空いている方だ。


ちょっと離れたスペースがあったのでお祭りの雑踏を撮ってみた。


ここは見世物小屋が並ぶ自由広場。園路にしろこの広場にしろ、これだけ人が多いと怖いという気がしない。お祭りの夜は例外かも知れない。

「ゆきあかりin中島公園」の夜


参加型のイベントだから来場者など皆が点灯する。


独創的な発想でオブジェを制作、来場者の人気投票で賞を決める。


雪で作った展望台は、昼間は子供たちの滑り台となる。


テントの中で紙コップに願い事や絵を描いてもらって、雪の壁に掘った場所に入れて飾る「灯りと願いのターミナル」。


紙コップを飾る場所は、彫刻「のびゆく子等」の像付近にある。


「ゆきあかりin中島公園」2007年から始まり毎年2月初旬の「さっぽろ雪まつり」に合わせて金土日の三日間開催される。

中島公園の夜は怖いと言われていたが、札幌コンサートホール・キタラがオープンして以来、徐々に変わってきた。中島公園から花火を観ることも、「ゆきあかりin中島公園」などのイベントも来場者が増えてきている。

少なくとも、これらのイベントがある時は怖い感じはまったくしない。それにキタラでは夜のコンサートが多く、帰りは21時から22時くらいになる。

画像は夕方だが夜のコンサートが終わっても同様である。

その他の夜

それではイベント以外の夜の中島公園どうかと言うと、静かな日も多い。地下鉄幌平橋駅、中島公園駅、電停「中島公園公園通」、行啓通から札幌コンサートホール・キタラに向かう園路の照明はやや明るい。暗くなっても女性一人で歩く姿も見られるが、怖がっている風にも見えない。


菖蒲池の北側にある売店花月。


地下鉄中島公園駅からキタラへの園路。


行啓通からキタラ駐車場への道路。


札幌コンサートホール・キタラ、フロント・エントランス。


キタラのタクシー乗り場。コンサートが終わると混んでくる。


キタラ裏を流れる鴨々川。


「香りの広場」にある山内壮夫の彫刻「母と子の像」。


遠くにキタラの灯りが見える。こうして見ると夜の中島公園は静かすぎる。

2015年3月26日更新
中島公園パーフェクトガイド

夜の中島公園


菖蒲池南側の東屋。


国指定重要文化財豊平館


積雪深い園路。


小野健寿の彫刻「のびゆく子等」の像。


自由広場の休憩所。


夜の雪景色。


中島公園西側の出入口、中洲2号橋。

ページのトップへ戻る