中島公園といえば菖蒲池とボートが思い浮かぶ。公園を愛する誰もが懐かしい想い出をもつ。その一人カラスさんより写真の提供があった。この頁に掲載された全ての写真はカラスさんの提供なので転載を禁止します。

風景を邪魔するビルがないので藻岩山と菖蒲池が自然に見える。

「中島パフェ」開設10年! マンネリ脱出!!

個人ホームページ「中島パフェ」は開設10年。ということは不本意ながら10年のマンネリだ。 とか悩んでいたらカラスさんから写真が届いた。ありがたいことに「自由に使ってください」とメールに書いてくれた。

チームワークが苦手で自由が大好きだから個人でホームページを開設した。 このページの写真は全てカラスさんの提供。 駄文は私が自由に綴ったもの。写真は貴重なものばかりだからマンネリ脱出のつもりで全頁更新した。

上の写真の反対側。 以上、2枚はカラスさん父君のアルバムから提供。

中島公園ボート乗り場


1978年5月8日の印のある写真。今と違った波止場の風景。


食べるアオサギ食べられるウグイ、それを見ている猫たち。これが自然というものか。どんなドラマが展開されるのだろう。食べてご馳走様ではつまらない。


2006年の撮影?前夜の雨を掻き出して営業の準備に精を出している。


ボートを数珠繋ぎに曳く写真は2009年の撮影か? 数えてみたら9艘も引いている。池中のアチコチに放置されたボートを回収しているのだ。朝のボート曳きは土曜の朝が多いようだ。ハナキンの夜を楽しんだ元気者の仕業だろうか?

どうやらオールの無いボートに乗って遊ぶ酔客などがいるようだ。 岸に乗り捨てられたボートを元に戻す朝の作業は大変だ。出勤したら係留してあるはずのボートがないのだから腹が立つだろう。悪戯にしては度が過ぎている。


秋に陸揚げされたボートの風景が季節の彩りになっている。 2005年撮影?


落ちる枯葉が寂しさを呼び起こす。もうおしまいか~。


子どもたちは無心に落ち葉と戯れる。心が和む秋の風景。

中島公園菖蒲池


大人しいキツネは可愛いが、エキノコックスの恐れも→中島公園のキツネ


中島公園に現れたメルヘンの世界。白い馬車に乗ったカップル。御者は大きなウサギさん。行き先は、おとぎの国に違いないとか私は夢想する。
現実はどこかの結婚式場のCM撮影だそうだが、これも夢といえば夢。


朝飯前の風景。ラジオ体操の前にアオサギの飛来を待つ人々。


キツネと見合っているマガモたち。さて何が始まるのかな?


豊平館の色に合わせたと思われるドレスの結婚衣装。この豊平館も4年がかりの大改修中。3年後はどんな姿を見せてくれるのだろうか、楽しみだ。

以上、カラスさんの写真説明文を参考(一部抜粋)にして書きました。

2013年4月7日更新
中島公園パーフェクトガイド
中島公園ボート乗り場

中島公園のボート乗り場と菖蒲池

カラスさんの写真を加工し、自分なりの説明を付け、更に感想や想いを付け加えた。


ここはJR札幌駅から直進約2kmの位置にある中島公園菖蒲池。昔から貸しボートが営業されている。

ボート乗り場が一番混雑するのは6月14日から16日までの「札幌まつり」開催中。

7月下旬、豊平川花火大会の日は夜間の営業もある。ボートに乗って花火を見る人たちで菖蒲池は賑わっている。


菖蒲池には鯉やウグイ、それにマガモ、カルガモ、オオセグロカモメなどが何時も見られる。少数だが画像のアオサギもよく来る。

その他の水鳥としては、オシドリ、鵜、カワアイサ、オナガカモなどが見られる。


池辺には猫がよく来るが、ここには珍しくキツネが写っている。マガモとキツネがにらみ合っているようにも見えるがどうなんだろう。

「札幌市公園緑化協会では『キツネにはエサを与えない』『ゴミは持ち帰りましょう』と記した看板を掲示して注意を促している。キツネの生態に詳しい円山動物園の獣医師、千葉司さん(43)は『エキノコックスに感染する危険もあり距離を置いて見守ってほしい』という(2012年9月29日読売新聞抜粋)」


毎年、4月下旬ごろになるとボート乗り場がオープンする。同時に大中食堂も開店。


早朝散歩のとき、菖蒲池のいろいろな場所に放置ボートが散見される。中島公園は歓楽街すすきのから徒歩圏なので酔客の仕業ではないかと噂されている。

ボートはオールを取り外して波止場に係留されている。池は海や川に比べて静かなので、手で漕いでも動かせるのかもしれない。実際に見たことはないので決め付けることは出来ないのだが、人様の迷惑になることは止めてほしいと思う。


秋になるとボートは陸揚げされてシートで覆われる。これも中島公園の風物詩。


もうだいぶ前のことだが、カメラを構えたカラスさんに、この辺りでお会いしたことがある。「枯葉が落ちるのを待っている」と仰っていたが、それがこの写真かもしれない。


大人は秋の紅葉を鑑賞するが、子どもたちや外国人は落ち葉と戯れる。触ったり掴んで天に向かって放り投げ、自ら落ち葉吹雪を作って遊んだりする。


これも遊び心を感じる。早朝の中島公園で霧のような煙を炊いて撮影していたそうだ。

白馬車に乗ったカップルは新婚のように見える。ウサギの御者とは素晴らしい発想。

人では平凡すぎる、犬や猫ではありふれている。やはりウサギがはまり役。月より来たとか空想するのも楽しいだろう。


中島公園のアオサギは人気者。マガモのように沢山いる訳ではない。少ないけれどよく来るのが人気の秘密だろうか。

毎朝6時30分からラジオ体操が始まるが、その前にアオサギの飛来を待つ人たちが居るそうだ。

爽やかな朝に水鳥との対面を待つひと時を楽しんでいるのかもしれない。カメラがセットされている。


1978年と言うと、今から35年前。このころの方が今より賑わっている感じだ。貸しボートは1897(明治30)年から営業している。

恐らく中島公園で一番古い施設ではないだろうか。周辺が大きく変化する中で、ここだけがレトロな雰囲気を残している。


この2枚はカラスさんのお父様の所蔵と伺っているので、恐らく昭和前期の写真と思う。

こうして見ると自然が生かされた素晴らしい公園だったと思う。山が一番美しく見えるのが仰角8度と言われているが、まさにその位置から撮った写真である。


中島公園隣接の「シアターZOO」で「菖蒲池の団欒」という芝居を観た。池の中の島にホテルがあり、パークホテルやキタラとトンネルで繋がっているという設定のフィクション。

実際にこの島は、ライオン食堂というレストランがあり、橋で繋がっていた時代があった。140年前は貯木場だった菖蒲池はいろいろ形を変えながら現在に至っている。一時は冬季のスケート場だったこともある。


豊平館で式を挙げ、中島公園で記念撮影をする姿をよく見た。しかし、現在は全面改修中。完成は約3年後。エレベーターも付くそうだが、どんな豊平館になるのだろうか。

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