ようやく長い冬が終わった。根雪は11月18日より4月12日まで、史上2位の146日間続いた。1位との差はたった一日だった。
中島公園10年の比較 クリック → 10年前と現在との比較写真
2013年4月4日 晴天の中島公園に春の気配
菖蒲池は南より北に流れている。表面は凍結していても、その下では静かに流れている。南側は鴨々川分流より水が流れ込むので融けるのも早い。
文学館の裏側は歩くスキーのコースになっているので除雪されない。
山内壮夫の「母と子の像」。雪融けの姿が温かく微笑ましい。
2013年4月8日 文学館からパークホテルへの園路も除雪
今年の除雪は早かった。文学館からボート乗り場、パークホテルへの園路。
雪融け時の園路は雪あり水溜りありで歩きにくい。
2013年4月10日 春の気配は根開けで始まる?
春の季語として「根開け」があるそうだ。木の周りの雪が融ける現象。
2013年4月11日 枯れ木に雪の花が咲く
朝起きて外を見ると枯れ木に雪の花が咲いていた。
春の陽気は温かい。雪の花が融けない内に撮りに行った自由広場。
ここは桜並木。1ヶ月もしない内にホンモノの花が満開となるだろう。
2013年4月12日 根雪終日(札幌管区気象台発表)
札幌の根雪終日は4月12日だが中島公園内はこの通り。
2013年4月13日 中島公園隣接ビルに消防車多数
消防車がいっぱい来たが煙も見えず火も見えず。訓練かな?
2013年4月15日 市街地の雪はなくなったが…
札幌コンサートホール・キタラ前、こうして置けば雪が早く融ける。
2013年4月19日 雪が降る
右側が行啓通、鴨々川は南14条橋の下をくぐり中島公園を流れる。
2013年4月20日 中島公園にも春が来た!
菖蒲池の北側にはビルが並ぶ。左より中島公園に隣接するMSドミ中島公園、少しはなれて薄野の高層ビル群、右は札幌パークホテル。
マガモの雄、どきどき立ち上がって羽をバタバタさせる。
春を感じさせる一枚。子供にとっては大木も遊具の一つか。
2013年4月22日 春一番に咲くクロッカス
右側はキタラ、左は天文台。園路に残雪、クロッカスは満開。
2013年4月23日クロッカスが咲きボートが池に浮かべば春
幌平橋駅前広場。近くにコンビにも飲食店もない珍しい地下鉄駅。
菖蒲池にボートが浮かぶのは半年振り。オープン間近のボート乗り場。
2013年4月26日 オシドリ夫婦の歌
世間ではオシドリ夫婦と言うけれど何故か夫は逃げて隠れる
「なんですかこれ?」
「知らんのか。短歌だよ」
「こんなもんでいいのですか?」
「知らざァいって聞かせやしょう。五七五と七七で短歌ってんだ分かったか!」
「ホントにそれだけでいいのでしょうか」
「岸から見送る妻の目が寂しそうだろう。そこがポイントだよ」
「そうなんですか。よく分かりませんが…」
「闇に向かって泳ぐ夫の姿に哀愁がある。これが歌というものさ」
2013年4月28日 雨の日本庭園
しっとりと濡れた石庭が美しい。
半年ぶりに姿を現した八窓庵。冬季間は保護の為プレハブの中。
それでも今日は日曜日、公園を散歩する人たちも少しはいる。
中島公園の風景比較10年
10年前の幌平橋駅からキタラへの園路 2003年4月3日
正面、木の陰にチラリと見えるのが札幌コンサートホール・キタラ、右側の茶色い建物は中島体育センター。当時の園路はロードヒーティングだった。
現在の幌平橋駅からキタラへの園路 2013年4月3日
10年後に同じ場所で撮った風景は全く違っていて別な場所に見えるが、この2枚を比べてみればほぼ同じ場所と認識できる。よく見れば左側に街路灯、正面にキタラ、右側に体育センターが写っている。今年は雪が多かったせいもあるが、ロードヒーティングが8年前から停止していることも影響している。園路に雪があるか無いかで風景が変わって見える。